30年サイクルの変化点
最近のニュースから気になること。
- 人口減少90万人のニュース
- 外国人増加のニュース
- 長期金利上昇のニュース 1.63%
- 物価上昇のニュース 前年同月比111.6
- 最高気温、連続猛暑日のニュース
- アメリカ、ロシア、ウクライナ、など世界各国の首脳のニュース
- 生成AIのニュース
- 医療費過去最高のニュース
どれも2025年になってよく聞くニュースです。とても変化を感じます。過去を振り返っても30年サイクルがやってきて、その変化点にきたのではないか?と感じます。
少し過去を振り返って30年サイクルを比較してみます。
経済的視点
1965–1995
- 日本:高度経済成長(~1973)、その後は安定成長→バブル経済(80年代後半)→バブル崩壊(90年代前半)。
- 金利:70〜80年代は金利が高め(定期預金で5%超の時代も)。90年代に低金利化が進行。
- GDP:世界第2位の経済大国に。輸出産業(自動車・家電)が強く「Japan as No.1」と言われる。
1995–2025
- 世界:アメリカはITバブル→リーマンショック→GAFA台頭。中国は急成長し日本を追い抜く。長し、勢い良かった
- 日本:「失われた30年」停滞期。GDP成長率は低迷、デフレが続く。
- 金利:超低金利・ゼロ金利・マイナス金利政策(1999年~2020年代)。2023–25にかけて世界的インフレと金利上昇。
昭和の成長期から平成の停滞時期を経て、令和に入ってからは、経済はシュリンクし始めてる感じがします。かつての日本の頑張りを感じられません。
一方で物価上昇は続き、インフレの始まりです。デフレ脱却して適正なインフレは好ましいと思いますが、行き過ぎが怖いです。
② 情報産業・技術の視点
1965–1995
- 1965年頃:大型コンピュータ(メインフレーム)の時代。
- 1970年代:半導体・マイコン登場。日本の家電や産業用機器が世界を席巻。
- 1980年代:パソコン普及(NEC PC-98、Apple、IBM PC)。ゲーム機(ファミコン)も普及。
- 1990年代前半:Windows登場でオフィス・家庭にPCが広がる。インターネットはまだ黎明期。
1995–2025
- 1995年:Windows95発売、インターネット元年。
- 2000年代:ブロードバンド・携帯電話普及。Google、Amazon、Facebook誕生。
- 2010年代:スマホ(iPhone)、SNS、クラウド、YouTube。
- 2020年代:生成AI(ChatGPTなど)、IoT、DX、メタバース。AIが産業革命の中心に。
情報を取り扱うハードも中身も、容量もものすごい変化しました。年を追うごとに進化のスピードが加速しています。
今、生成AIが始まっています。今は、どんどん乱立して、拡散時期です。
昔、パソコンのメーカも、インターネットサービスでも、登場したときはたくさんのメーカが競争してました。でも、最終的には、淘汰されてしまったように、この乱立状態は、いずれ淘汰されていき、規模の大きなAIだけが残っていくと思います。
そして今は、無料でも利用できていますが、いずれ変わるでしょう。
YoutubeでもWEBサイトでも広告が当たり前です。AIもそのうちに、広告が入ったりして収益モデルを採用したAIが登場すると思います。
③ 文化・社会の視点
1965–1995
- 流行:高度成長の豊かさ。オリンピック(1964)、万博(1970)、ディスコ、カラオケ、ファミコン、J-POP(B’z、Mr.Children)。
- 社会:若者人口が多く「新人類」と呼ばれる世代。終身雇用・年功序列が強固。
- 生活:三種の神器(テレビ・冷蔵庫・洗濯機)→3C(クーラー・カラーテレビ・カー)。
1995–2025
- 流行:インターネット文化(掲示板、ブログ、SNS)、アニメ・マンガ・ゲームの国際化(ポケモン、ジブリ)。
- 社会:少子高齢化進行。人口減少が現実化(2023年人口減90万人)。
- 生活:モノからサービスへ(サブスク、配信)。「所有」より「利用」へ。働き方改革やリモートワーク。
なんでもスマホに集約されてきました。情報の作成、発信、共有がすすみました。全員が発信者となります。
好ましくない現象としては、ネットで火がついて炎上すれば、世の中から退場させられてしまう世の中にもなりました。
これからは、ネット上の警察もでてくるでしょう。本物と偽物を区別する技術もでてくるでしょう。情報を悪用した、だましあいの世界はなくなってほしいです。
2025年という変化点
- 人口減少:戦後初めて「毎年100万人規模で減る社会」へ。
- 金利上昇:長期の低金利時代が終わりつつある。
- AI革命:生成AIが知的労働を変える。1965–95の「製造業革命」、1995–2025の「情報化革命」に続く新しい段階。
- 価値観:成長・拡大より「持続可能性・幸せ・多様性」へシフト。
- 気温上昇:史上最高気温、連続猛暑日更新
こんなニュースが連日、新聞、テレビで報道されています。
大きな変化点が来たと感じています。
- インフレが始まる。
- 金利があがる。
- AIで産業革命が始まる。AIが淘汰される。
- 人口が減少する。
- 最高気温が上昇する。
- 格差が広がる
- リーダーがいなくなる。
30年サイクルが適正かどうかは、賛否両論あるかと思います。
AIによる進化は楽しみ
なんといってもAIを利用することでこの先30年がどんなふうに変化するのかが楽しみです。
インターネットが登場したときに、通信を始めたときはオタクと呼ばれて変わったことをする人のように見られてましたが、今や検索ができない人はいません。
買い物もスマホがないとできない世の中です。変化は、当たり前になっていくんです。
変化の初期は、利用者も少なく、抵抗する人もおおいはずですが、いずれこの革命はすべての人に浸透し、当たり前の世界になるでしょう。
そうすると、学校ではどう教えていくのか?小さいころから正しく利用することを教育が必要でしょう。AIの利用においては、すべてが本当の事と勘違いしてしまいます。AIの回答もこちらに寄り添った回答をしてくれるので、人間の回答より信じてしまうでしょう。
AIは、人間ではないが感情を入れ込みやすい存在になっています。言葉だけの世界で感情は形成されてしまいます。感情をコントロールできるのは人間本人です。
まとめ
自分の人生と重ね合わせても、生まれて60年過ぎましたが個人的にも成長した30年、成長が止まり、停滞した30年、そしてこれから新しい人生の30年。とサイクルがぴったりはまるんです。
大きな変化の兆しを感じる最近です。
変化は、ピンチかチャンスか? 自分次第。
変化へ対応したものが、生き残る。
今までとは違う発想が必要となる。