定年後 人それぞれ 〜イキイキしている人の共通点は「手帳」だった!〜
先日、かつての職場の仲間たちと久しぶりに集まり、飲み会を開きました。
その中には、すでに定年を迎え、現在66歳・67歳になった元上司たちもいました。
彼らの姿を見て、そして話を聞いて、「定年後の過ごし方」について新たな気づきを得たので、今日はそれをまとめてみます。
昔の上司Aさん:暗かった表情が一転、生き生きと走り続ける日々
67歳のAさんは、現役時代には私の直属の上司でした。
57歳のときに部門長に就任しましたが、ある頃から元気がなくなり、「しんどい、しんどい」とこぼすことが多くなりました。
上司である役員との関係に悩み、言葉少なになっていた姿を今でも覚えています。
その後、関連会社へ転籍したものの、現場では「責任者でも担当者でもない立場」として、特に役割も与えられず、「ただ座っているだけ」と話していました。
そんなAさんも、63歳で完全に退職。
そこから人生が大きく変わったのです。
マラソンを始め、ハーフからフルまで完走するようになり、各地の大会に遠征するのが楽しみになっています。
午前中はアルバイト、午後は図書館やランニング、時にはカフェでのんびりすることもあるそうです。
今では、あの頃の明るく陽気な性格にすっかり戻り、飲み会でも楽しそうに笑っていました。
かつてメールの返事すらなかったAさんが、です。
本当にうれしい再会でした。
Bさんの場合:毎日がテニス漬け、楽しくて仕方がない
もう一人の元上司、66歳のBさんもまた、生き生きとした生活を送っていました。
定年後はアルバイトを始め、趣味であるテニスに熱中。
「会社にいた頃より、今のほうがずっと楽しい!」と断言していたのが印象的でした。
ほぼ毎日テニスコートに立ち、課題を見つけては練習を重ね、試合で勝つことを目標にしています。
まるで学生のような熱量です。
飲み会でも「昔話ばかりになるけど、それがまた楽しいんだよ」と笑顔で語ってくれました。
2人に共通する“ある習慣”があった
驚いたのは、2人とも毎日スケジュール帳に予定を書き込んでいることでした。
そして、ただ書くだけでなく、それをちゃんと実行するのです。

「手帳が空白だと、ついダラダラしてしまうからね。
今日はこれをして、あそこに行って、これをやる。そう決めて動くことが大事なんだよ」
予定のある生活、たとえそれが毎日同じようなルーティンでも、「書く」「実行する」という習慣が、毎日を充実させているのだと感じました。
自分のこれからに活かしたい気づき
私は今、62歳。
退職して少し時間がたちましたが、生活のために再就職を目指して活動中です。
でも、60歳を過ぎての就職はやはり簡単ではありません。
毎日、時間を持て余し気味に過ごしています。
そんなときに、今回の飲み会での2人の言葉が心に響きました。
「仕事はバイトで半日ぐらいで十分。
それよりも体を動かして、
自分で一日をプランニングして楽しむことが大事だよ」
「“今日やることリスト”を手帳に書いて、実行して、それを線で消していくのが楽しいんだ」
偶然かもしれませんが、2人とも同じことを言っていました。
まとめ:定年後をイキイキと過ごすために、まず「書いてみる」
定年後の生活は「自由」だからこそ、時間の使い方がとても大切です。
マラソンやテニスといった趣味に熱中する2人の姿は、本当に少年のようで、うらやましくもあり、私自身のこれからにとって大きなヒントになりました。
まずは、小さな一歩。
自分も今日やることリストを作って、時間割を手帳に書いてみよう。
そんな気持ちで、明日を迎えたいと思います。
あとがき
もし同じように、定年後の過ごし方に迷っている方がいたら、ぜひ「手帳」を活用してみてください。
書くことで、自分の一日が見えてきます。
それが、生活のリズムとやりがいを生み出す、第一歩になるかもしれません。