※ここで紹介しているのは、GGが個人で勉強したものをまとめたものであり、情報の正しさを保証するものではありません。詳しくは、税理士さん、社労士さんなど専門家の意見も参考にしてください。
30年後の老後はどうなっている?
これから君たちが迎える老後は、今とは大きく環境が変わっているとGGは、思っています。
- 定年が65歳で義務化され、さらに70歳まで延長される可能性
- 2025年問題──団塊の世代がすべて75歳以上に
- 物価の上昇が激しい
これらをふまえると、次のような未来が予測されます。
- 定年延長とともに年金支給開始年齢も引き上げられる可能性
- 出生率の低下と長寿化により、人口ピラミッドが逆三角形になる
- 物価上昇によって、お金の価値が目減りする
今、君たちがやっておくべきこと
日本人は「貯金は美徳」という意識が強く、給料をもらったらそのまま銀行に預ける人が多いですね。
でも、君たちにはこれから家を買ったり、子どもの教育費を払ったり、車を買ったり、家族で旅行したりと、子供が結婚するなど、人生の大イベントがたくさん控えています。
特に40代~50代は、お金に余裕がなくなる時期でもあり、本当にしんどい時期になるでしょう。GGの経験からもそうでした。
だからこそ、今のうちから「投資による資産形成」を始めてほしいのです。
まずは「NISA」から始めよう
政府も「貯蓄から投資へ」という方針のもと、NISAやiDeCoといった税制優遇制度を整えています。
NISAは、比較的柔軟に始められ、途中でお金が必要になったときにも引き出せる点がメリットです。
だからこそ、まだ若い君にはまずはNISAから投資経験を積むことをおすすめします。
iDeCoは「年金のための投資」
iDeCoは、60歳まで原則引き出せません。そのため、老後資金としての役割が強い制度です。
40代以降になってから老後の準備として始めるのがちょうどよいでしょう。
ただし、iDeCoには掛け金の上限があります。サラリーマンであれば、企業年金の有無によって異なりますが、およそ月2万円前後が上限です。
(※現在、上限を月6万円以上に引き上げる議論も進んでいます)
とはいえ、iDeCoの掛け金は全額所得控除の対象になるため、節税効果は大きな魅力です。
今、NISAかidecoを君がどちらを始めるかと言ったらNISAを勧める。
「天引き」で自動的に積み立てる
資産形成のコツは、とにかく「先取りで積み立てる」ことです。
君の収入のうちまずは、10%前後を自動で投資用口座に振り分ける設定にしておけば、自然と資産が増えていきます。余裕があればもっと増やしてもいい。
つまり、「生活費を残して投資」ではなく、「天引きで投資を先にして残りで生活」というスタイルが理想です。
20,000円の積み立てでどうなる?
仮に君の手取り月収が25万円とします。8%の毎月2万円をNISAで積み立てた場合、30年後はどうなるでしょうか?
- 初期投資:0円
- 毎月積立額:20,000円
- 積立期間:30年
- 想定年利リターン:4%
この条件で運用できた場合、最終積立額は約1,370万円になります。
元本720万円に対して、約650万円の運用益が出る計算です。
もちろん、これはあくまでシミュレーションにすぎません。
30年間で金融ショックや景気後退もあるかもしれません。
でも、歴史的に見れば「ショックの後も株式市場は成長してきた」ことも事実です。
だからこそ、長期・分散・積立という投資の基本が大切なのです。
上がった下がったに一喜一憂することなく淡々と天引きで積み立て放置です。何に積み立てればいいのかは、また時間があったら話をしよう。これは正解はないのだ。
GGの今、君たちのこれから
GGはすでに60歳を超え、現役時代ほどの収入も時間もありません。
これからは「資産を増やす」よりも「減らさない」ことを大事にしています。
むしろ、積み立てすぎても使いきれない可能性もあるため、「出口戦略」が必要になります。
でも、今の君たちには「時間」という最大の武器があります。
30年あれば、きっと大きな資産を築くことができるでしょう。
だからこそ、今からNISAなどを活用して、老後に向けた資産形成を始めてほしいのです。
まとめ
- 今後の老後は、定年延長・年金制度・物価上昇など不安要素が多い
- 40代~50代は本当にお金が厳しくなる時期
- 若いうちからNISAで投資を始めよう
- 「先取り天引き」で自動積立する習慣を
- 「時間」は最大の武器。30年あれば大きく増やせる
貯蓄から投資へ。
まずは一歩、始めてみよう。