白内障で両目手術を受けてきた61歳GGの体験 ~高額療養費制度はどうなる?~

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白内障手術を両目行いました。

右目の視力が極端に落ちてきて、メガネの矯正範囲を超えてますので眼科へ行ってきてください。ということで、眼科へ行って来たら白内障の診断。

手術をすることになった。術後、また左右差があっても困るので、思い切って両目手術することにしました。

私は、医療従事者ではありません。患者目線で両目を手術したのでその体験です。同じようなことを検討されている方への参考になれば。

体験記1

両目を手術するときは、これに注意!

・術後の制限事項と期間が仕事に影響します。

手術は簡単に終わりますし、どこの眼科も日帰り手術が多いです。

日帰り手術と書いてあるので、簡単に終わるとか、手術の日だけ休めばよいかと思ったら、それは間違いです。

術前は検査が続き、術後は制限事項が一定の期間続きます。術後1週間ほどは、仕事を休むかもしれません。
また、運転を仕事で必要とされる方は、2週間ほど運転に制限があるかもしれません。

両目の手術の場合、左と右の術日は、1週間ほどずらす あるいは、中1週間あけることが多いです。

トータル1か月ほどは、仕事に支障が出ると思ってスケジュールを眼科医の先生とよく相談してください。

・仕事もそうですが、プライベートのスケジュールも踏まえてください。

仕事のスケジュールもそうですが、同じく、プライベートのスケジュールも時間を空ける必要があります。

両目を手術する場合、あらかじめ家族や、友達などとのスケジュールをよく調整してから決めましょう。

自分は、退職した直後でしかも念願の北海道旅行を終えた後のタイミングで手術しました。

私の例は、下記です。術前に検査で2週間必要、術後、3週間ほどかかってやっとメガネの処方箋がでました。メガネができるまで、裸眼ですので、運転を控えてました。

日付内容
8月18日初診
右目の視力低下を診てもらう。白内障の診断。
ドライアイもあるということで、すぐに手術は不可。まずは角膜の回復のため点眼を続ける。
8月30日2回目
角膜の回復良好ということで、手術可能の診断。
手術を決意。両目を手術することにした。
9月2日
9月3日
9月5日
9月8日
術前検査
9月に北海道旅行を計画していたため、その前後に術前検査の日程を組んでもらう。
術前検査は4回ほど必要。それぞれ半日ほどかかる。
術日の決定。
9月9日~9月19日北海道旅行!
9月22日術前検査 麻酔適応、血圧など
9月25日右目の手術
その日は日帰り。お風呂は禁止。
9月26日眼帯を外す。3日間 洗髪、洗顔禁止
9月29日左目の手術
その日は日帰り、お風呂禁止。
9月30日眼帯を外す。3日間 洗髪、洗顔禁止
10月3日術後の経過観察。良好。
10月7日術後の経過観察。良好。
10月14日激しい運動以外制限解除。
メガネの処方箋を出してもらうが、視力が安定するまでまだ、時間がかかるとの話。作り直しは必要らしい。

眼科医の先生には、プライベートの旅行日程などを考慮いただき、両目の手術の日程を決めていただきました。

高額療養費制度の条件

両目の手術を検討している人は、手術の日程をよく検討してください。

手術の費用は、私の場合、片目5万円弱でした。両面で10万円には、いかないぐらいでした。

手術などの大きな医療費がかかった場合、高額療養費制度が助かります。

健康保険には、高額療養費制度があるので利用しましょう。

健康保険に入られてる人は、高額療養費制度が受けられるので、ぜひ利用しましょう。

詳細は健康保険組合のページを確認してください。こちら

所得と年齢によって変わりますが、私の場合でいうと 

年齢 61歳、所得 区分ウ です。(退職しましたが、それまでの所得がありますので、標準報酬月額は30万円ということで、健康保険には届けられています。) 

参考:標準報酬月額は、その年の4~6月までの収入を基に計算されるようです。

<70歳未満の方の区分> 健康保険協会のページには下記のように記載があります。

所得区分自己負担限度額多数該当(※2)
① 区分ア(標準報酬月額83万円以上の方)
(報酬月額81万円以上の方)
252,600円+(総医療費※1-842,000円)×1%140,100円
② 区分イ(標準報酬月額53万〜79万円の方)
(報酬月額51万5千円以上〜81万円未満の方)
167,400円+(総医療費※1-558,000円)×1%93,000円
③ 区分ウ(標準報酬月額28万〜50万円の方)
(報酬月額27万円以上〜51万5千円未満の方)
80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1%44,400円
④ 区分エ(標準報酬月額26万円以下の方)
(報酬月額27万円未満の方)
57,600円44,400円
⑤ 区分オ(低所得者)(被保険者が市区町村民税の非課税者等)35,400円24,600円
引用元:全国健康保険協会のサイトより 詳細はこちら

これによると 80,100円を超えた場合、健康保険から還元されます。 
つまり、80,100円以上は、医療費がかかりません。

ここで落とし穴:両目を手術するときは、同月内で

この、高額療養費制度を利用したい場合、注意が必要です。

同月内の費用に対してのみ 適用されます。

特に両目を手術すると、2回手術が必要ですが、この2回が、月をまたいで手術すると、高額療養費制度は、適用されません。 

片目の手術費用が5万円として

① 同月内に手術をしたとき。自己負担 10万円に対し保険で80,100円を超えた分が補助され、19,900円が戻ってきます。限度額の80,100円となります。

② 9月に右目、10月に左目 と月をまたいで、手術をした場合は、同月内の費用は5万円なので、適用されません。補助0なので、10万円かかります。

(あくまでも保健医療の手術の場合です。)

もし、これから手術を検討されている場合は、上記2つの点を考慮して、手術日を眼科医の先生と相談して決めてください。

また、これとは、別に確定申告で、医療費10万円以上の場合、医療費控除もありますね。確定申告もしましょう。

まとめ

・白内障で手術をする場合、スケジュールの確保をしてから日程を決めましょう。トータル2か月の間、通院が必要で、術後もいろんな制限事項があります。

・両目を手術するときは、同月内にして、高額療養費制度をうまく利用しましょう。眼科医の先生とよく相談してください。

・特に車を運転することが、必須の場合、術後のメガネができるまで不安だと思います。視力が安定するまでなかなかメガネが作れません。1回目の処方箋は暫定のようです。視力が安定するまで2か月ほどかかるようです。

・メガネができるまでの暫定メガネとして下記 ”タスカル” が1500円とお安く、その名の通り想像以上に見えるし、とても助かりました。

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