白内障手術してきた ~61歳GGの体験ブログ~

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はじめに

61歳GGが、白内障手術を受けて来ました。
目が見にくくなった人や、これから手術を検討している人の参考になればと思い、GGの実体験です。

私は、医療関係従事者ではありません。あくまでも患者目線での参考情報です。手術される際は担当医の先生とよく相談してください。


最近、なんか視力が落ちてきたなぁ~ しかも右目だけ

過去の健康診断結果では 0.7前後は視力がありました。

左目右目
2023年12月(メガネあり)0.90.7
2024年12月(メガネあり)1.20.9

23年の視力検査の後、メガネを作り直したので24年の視力はよく見えてました。

でも、なんか最近右目が見えにくく、ピントが合わないんです。

先回、メガネを作ったときに、”これ以上はメガネで矯正できませんよ~” これ以上見えにくくなったら眼科へ行ってください。 と言われ、眼科へ行ってきました。

眼科へ行ったらなんと、白内障の診断

眼科へ行ってきました。

右目の視力がメガネありで 0.4ぐらいまで落ちてます。左右差があって疲れるんです。眼科の先生は、これは白内障ですね。と言われ、まだまだ自分には関係ないと思ってましたが、視力が落ちるのも白内障の症状だそうです。

白内障というと目の水晶体が白く濁った症状をいうのかと思ってました。濁ったから見にくくなったという症状でなくても、視力が落ちてくる、ピントが合わないなど、一種の老化現象で、ほぼ全員が老化とともに症状が現れるそうです。

メガネ屋さんでも言われたのと同じく、これ以上は、メガネの矯正はできないので、手術をすすめられました。まさかの展開!

幸い、今は無職で就職活動中であります。時間はたっぷりあるので、就職前に終わらせるのが一番だ!と、即、手術を決断し、日程も決めました。

術前検査

手術に入る前に、たくさん検査が必要です。計4回(4日間)は検査してください。と言われました。

同じような検査を繰り返し行い、ばらつきを減らすようです。

術前検査で一番大変だったのが眼底検査

この検査をする前に、瞳孔を開く目薬を時間をあけて4回ぐらい点眼するんです。これが時間がかかるし、瞳孔が開くと、いろんな光がとてもまぶしいです。

検査した日は、まぶしい状態がしばらく続きますし、瞳孔を開いたあとは、ピントも合わなくって車の運転が難しくなります。

術前検査のために手術前にはおよそ1週間~2週間ほど時間が必要で、何回か眼科へ通います。仕事をされてる方は、術前、術後かなり時間をとられるので要注意です。特に仕事で車に乗られる方は、よくスケジュールを確保してください。

その他、手術に対して一般的な検査も行われます。薬の確認もします。

過去の手術で問題がなかったか、麻酔は大丈夫か、血圧は大丈夫かなど検査があります。

レンズ選び

白内障手術で一番のポイントは、このレンズ選びですね。

一生つきあうレンズとなります。何を選んだらいいのか、迷います。

自分も眼科医の先生にさら~っと説明されて、決めてくださいね。と言われましたが、そんな簡単に決めれるもんなの? といろいろと調べてみました。

レンズの種類は大きく2種類 単焦点と多焦点

単焦点レンズは、ある範囲にしかピントが合いません。多焦点レンズは遠近両用メガネのように、2か所あるいは3か所に焦点が合うようにできているようです。

単焦点レンズのいいところは、保険適用です。

多焦点でも保険適用のレンズもあるようですが、ほとんどは、保険適用対象外だそうです。
遠近両用メガネでもあるように、一部のエリアは、やはり歪みなどがあるようです。また、フレアといって夜間など光がにじんでぼんやりと見えることもあるようです。

単焦点レンズ保険適用メガネのサポート必要
多焦点レンズ保険適用外が多い一部のエリアにはゆがみなど。

歯科でも、銀歯は保険適用だけど、白い歯にすると保険対象外というのと同じですね。まずはこの単焦点か多焦点かを選択します。

単焦点レンズでもどこで焦点が合うレンズを選ぶのか?悩みますね。

単焦点レンズピントの合う範囲通常裸眼で見ることが多いもの
近距離30㎝前後スマホ
中距離50cm~1m前後読書、パソコン
遠距離1m以上車の運転、外出時

近距離、中距離、長距離 とあるようです。およそ上記のようなイメージだそうです。

例えば近距離のレンズを選択した場合、通常生活は、メガネを使用して車の運転とかするけど、スマホなど近くを見るときは、メガネを外すことになるようです。

逆に、遠距離にした場合は、ほぼ日常の生活は裸眼で過ごすことになり、近くのものを見るときは老眼鏡で見ます。

どちらにしても、メガネの補助は必要ですね。

自分は、極度な近眼でしたので、通常生活はずーっとメガネでした。メガネありの生活に慣れてるので、今の近視を少し矯正してもらい、基本は近距離に焦点を合わせたレンズを選択しました。

中には、せっかくの手術で裸眼での生活が手に入るなら ということで、普通の生活は、メガネなしにして、小さい文字などを見るときは、老眼鏡で対応。という選択される方も多いようです。

手術当日

眼科によって、手術のやり方も違うと思うので、当方の体験記です。

10時に眼科へ

瞳孔を開く目薬の点眼を繰り返し、お昼になります。

先生の午前診が終わり、午後になると手術の時間です。手術室へ移動します。

前開きの服で、時計やネックレスなど身に着けてるものは外して手術室へ移動。

手術室では上向きになり、目に麻酔が入ります。

そのあとは、よくわかりませんが、いろんな機械の音がしたり、先生が何か話してたりするのも意識があるので全部聞こえます。

目の前はライトが照らされて、まぶしい状態です。目がくらみます。何が行われているかはわかりません。

事前の説明では、切り開いたところから水晶体を砕き、吸い出します。その後レンズを挿入し終了。と言ってました。メスが入った瞬間も、レンズが入った瞬間も全く気が付きませんでした。

水がじゃんじゃん目にかけられてます。

機械がウィーンと音をたてて吸ってたりします。機械が英語でしゃべってました。


そして、10分ぐらいでしょうか、手術が終わります。

術後は、車いすで休憩場所へ移動。そこでソファに座ってしばらく安静にリカバリーを待ちます。

しばらくすると、はい、今日はこれで終わりです。明日眼帯を取るので、朝来てください。

術後すぐの日は、お風呂禁止、洗顔禁止です。

お迎えの方来てますか? と言われ、日帰り手術は終わりです。

大変なのは、術後の2週間

自分が通ってる眼科院の場合 手術の翌日には眼帯が取れて保護メガネになります。傷口からの雑菌の炎症を一番避けないといけないようです。

<制限事項>

  • 術後3日間  洗髪、洗顔禁止。お風呂は2日目以降、首から下のみOK
  • 術後1週間  お酒不可、読書控える、運転不可、アルコール不可
  • 術後2週間  保護メガネ着用、寝るときも眼帯、激しい運動禁止

でした。

最初の洗髪、洗顔禁止はちょっときつかったですね。

洗髪も美容院に行って、上向きにして洗う分にはOKといってましたが、GGは髪の毛が少ないので、美容院に行く必要もなく、自分で上向いて洗ってました。

一番しんどいのは、メガネがなかなか作れず、車の運転が制限されることですね。

裸眼でも0.8は見えてるので、運転しても問題ないとはおもいますが、念のため我慢してました。

術後のメガネ事情

術後、視力が落ち着くまで 2,3か月かかるそうです。

その間は視力が動く可能性があるので、メガネを作るのは待った方がいいですよ と、言われました。

メガネ屋さんによっては、無償でレンズ交換を対応してくれるところもあるようです。

初めからレンズ交換が必要な白内障の場合、嫌がるメガネ屋さんも多いそうです。

裸眼で見えるようになったとはいえ、近距離に焦点をあわせたので、ピントがばっちりではないです。
メガネが欲しくなります。

術後メガネ タスカル

そして、見つけたのが術後のメガネとして販売されてるその名も ”タスカル”  

なんというネーミングなんでしょう。しかもお値段も懐が助かる 1500円 です。暫定メガネとしてほんとに助かるかどうかわかりませんが、試しに買ってみました!

メーカーは名古屋眼鏡株式会社さんです。

術後の保護メガネとして眼科より購入した メオガード もこの名古屋眼鏡さんの製品でした。

”メオガード” にもお世話になりました。花粉の時期にも使えそうです。

タスカル の度数 

”タスカル”には、老眼用の近くを見るときのメガネ +1.0、+1.5・・だけでなく、遠くを見る用の -1.0、-1.5などもそろってるんです。

単焦点レンズで近距離を選択しましたので、遠くを見る用(運転用)に -1.0 と、近くを見る用(老眼用)に +1.0 の2本を購入しました。

遠距離がぼやける場合は -1.0 など マイナス度数を選択します。数字が多いほど度数が強くなります。
レンズを入れたばかりで、裸眼でも0.8ぐらい見えているので、弱めの度数で ‐1.0 を選択しました。

逆に老眼鏡の度数は、プラス表記です。数字が大きいほど度数が強いです。30㎝程度離して見える場合は+1.0程度でいいと思います。老眼鏡なら時々サンプルがおいてあるのでそれで確認してもいいですね。

届きました! 早速かけてみましたが、なんと、びっくりするくらい快適! もうメガネ買わなくてもいいじゃん!という感じです。

1500円とは思えないぐらいしっかりしたメガネです。
確かにレンズは、ガラスじゃなくてプラスチック製ですが、十分です。つるの部分もばね性があって、顔にフィットします。

どの度数があうのかわからず、完全にえいや!の気持ちで、選択した -1.0 ですが、よかったです。(本当は、眼科医さんと相談すべきですね。。)

ほんとに ”タスカル” です。 よくこのネーミングにしたなと感心します。

術後、しばらくメガネを作ろうかどうか悩んでる人は、一度このタスカルを買ってみて下さい。

想像以上にいいですよ。老眼のメガネも活躍してます。

2つのメガネは、外観上見分けつかないですし、かけたり、外したりも面倒なので、早くメガネ屋で遠近両用を作りたいです。

視力が落ち着くまでの間、このタスカルで運転もできそうなので、しばらくお世話になります!

最後に

白内障は、老化の一種。白く濁るだけでなく視力が落ちてきたら早めに眼科で受診しよう。

白内障の日帰り手術は簡単に終わる。

眼底検査は、そのあとしばらくまぶしいし、ピントが合わなくなります。

術後の生活に制限があります。働いている人は、計画的に手術を決めましょう。

術後のメガネ、視力が落ち着くまで時間がかかります。そんな時、ふと見つけた ”タスカル”がほんとに助かります。これで想像以上に快適に過ごせます。

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