夏のスイーツ! ひんやりつるん、大垣・金蝶園の水まんじゅうと水の都の物語
はじめに 高校時代の夏の思い出おやつ!
GGナレリアは、高校が大垣にあった。毎日養老線で大垣駅まで行って、駅から高校まで自転車通学してた。
土曜日の午後などは、よく大垣駅で友達とご飯食べたり、おやつ食べたりしてたが、夏は、水まんじゅうをよく食べた。夏がやってくると水まんじゅうを思い出す。久しぶりに大垣駅前にある金蝶園の水まんじゅうを食べてきた!
水まんじゅうの前に・・・大垣は水の都なのだ
岐阜県大垣市の夏の名物、金蝶園の水まんじゅうを紹介する前に、大垣市について調べてみた。
大垣市 人口16万人ほどで岐阜県で2番目の都市。濃尾平野の北西部に位置しており、養老山脈との境にある町。水の都として有名です。
なぜ水の都で有名なのか? それは大垣市が位置している濃尾平野の北西部であり、養老山脈との境にあるというのが起因している。ブラタモリでも木曽三川を紹介されたことがあるけど、濃尾平野には三つの一級河川が流れている。東から木曽川、長良川、揖斐川。 大垣市はこの揖斐川よりも西側にある。
濃尾平野の大垣市のあたりを東西に断面を切ってみると、東側が高く、西側が低く 木曽川、長良川、揖斐川と順に低くなっている。その揖斐川の西側に位置してて揖斐川の西には養老山脈の断層が走っていて、地下水が東から西に流れてきて養老の断層があるので大垣のあたりであちこちで地下を掘ると地下水が地表に湧き出てくる。とても水に恵まれた地域なのです。

古くはこの水が暴れ川と呼ばれ下流地域では海津市の木曽三川公園のあるあたりは、洪水多発地域でもありました。今は、治水工事が進み、堤防が整備されて洪水は起きていません。GGナレリアが木曽三川公園を訪問した時のYoutubeも紹介しておきます。見てね!
水まんじゅう 金蝶園
JR大垣駅の前に、金蝶園製菓本店があります。夏の時期はいつも長蛇の列。並ぶのも暑いんですが、その先にある水まんじゅうを求めて行列です。おみやげで持って帰る人が多です。たくさん買っていきますね。


おちょこに入った水まんじゅうが水の中で冷やされてます。販売のお姉さんが手際よくおちょから取り出してパックに詰めてくれます。このカチャカチャとおちょこの音がまた、いいんですね。この音が水まんじゅうを思い出します。

本日は、ラッキーなことに店の中の席が空いてたので、急ぎエアコンの効いた涼しい店の中へ入って水まんじゅうセットいただきました。こしあんと抹茶あんの2個セット+冷たいお茶付きで480円でした。
氷で冷やされて、水の中に浸された水まんじゅうがお茶とともに出てきました。このつるんとした透明感 いいですねぇ~! そして中のあんこがまた、くどくなく程よい甘さでたまりません。何個でも食べれちゃいそうです。
ちょっと前にケンミンショーでも紹介されました。ゲストの皆さんも大絶賛。こしあんのまんじゅうは、世の中にたくさんあるけど、水の中に入って出てくるまんじゅうは、この水まんじゅうぐらいではないでしょうか?
水の都、大垣ならではの水まんじゅうです。金蝶園総本家さんのHP情報です。

~冷たい地下水に漬けて冷やすよう、葛に水に強いわらび粉を混ぜ、柔らかく炊き上げた生地を陶器のお猪口に流して固めたものです。あっさりとした餡の甘さとつるりとした食感が特長で、店頭の水槽の中、お猪口に入った水まんじゅうが冷やされる姿は水の都大垣の夏の風物詩となっています。~ (HPより引用)
発売時期 4月~9月
毎月、旬の果物を餡にした水まんじゅうも発売されてます。毎月食べに行っても楽しめますね。
大垣市はどんな街?
大垣市の移住者サイトには大垣市の紹介を面白く、うまいキャッチで表現してましたので、ご紹介します。駅のホームで見つけました。
ほどよく田舎で、意外と都会、そこそこ大垣 ← 大垣市移住定住サイトへジャンプ
岐阜県で2番目の都市。名古屋までJRの快速電車にのれば、たったの34分!名古屋も近いんですよね。それでいながら、周辺はほどよい田舎なんです。住むには快適かもしれません。でも、冬は結構雪が降るんですよね。高校の頃、雪が降ると自転車にのれず、通学に苦労した覚えがあります。
松尾芭蕉 奥の細道結びの地
蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ ~ 芭蕉 ~
松尾芭蕉が俳句の旅を終えたのが大垣と言われてます。ここで詠んだ俳句が上記です。ここで旅を終え、伊勢へ向かったのでしょうか? みんなに別れを告げたような俳句です。 この後大垣から川を下って桑名へ渡ったと言われてます。
蛤のふたみ 蛤の蓋と身 と 伊勢の二見浦 を掛けたものではないでしょうか? 蛤のふたがしっかり閉じてるのをふたと身にわける様を 別れにも例えてるようです。そして桑名は蛤で有名です。
大垣で旅を終え、次はここから蛤の有名な桑名へ行って、二見へ行くぞ。みんなとは蓋と身が分かれるようにお別れしなければならない。季節はもう秋だ。別れの季節にふさわしい時期だ。いざさらば。という感じでしょうか?
大垣市と言えば他にも
ますや
地下水が豊富なこの大垣は、木材の運搬も可能だったことから、枡(ます)の生産地No.1です。全国の80%ほどがここで作られてるそうです。その名も ますや という枡専門店もありますので、一度訪れてみてください。
養老の滝
大垣市ではありませんが、隣の養老郡養老町には、養老の滝があります。居酒屋の養老の瀧でその名は知ってる人も多いかもしれませんが、養老の滝という滝は、実在します。
貧乏な家で、病気の父親を面倒見ている息子が養老の滝の水を汲んできて父親に飲ませたところ、息子の心が神様に通じたのか、水がお酒になり、それを飲んだ父親は病気が快復したという伝説の滝。そして水を汲んだのがひょうたんということもあり、養老の滝の登り口には、ひょうたんがたくさん売ってます。
最後に
・夏の名物スイーツ 大垣の金蝶園の水まんじゅうは つるりん、ひんやり甘さ控えめで絶品です。
・大垣はそこそこの街としてアピール中
・大垣は水の都なのは、、濃尾平野と木曽三川の素晴らしい地形がもたらした地下水がわちこちに湧き出ることが水の都と呼ばれる由来。
・大垣は松尾芭蕉の旅の結びの地としても有名でした。