仮称)名古屋アリーナのニュースリリース
脱「名古屋飛ばし」弾み 三井不、港区に1万人収容アリーナ 隣接商業施設に回遊期待(シン・ナゴヤ)
三井不動産は27日、名古屋市港区の再開発地区「みなとアクルス」で「(仮称)名古屋アリーナ」を着工したと正式発表した。三井不動産や東邦ガスが手掛けてきたみなとアクルス第2期開発工事の中核施設となる。27年秋に竣工し、28年初めに開業する見込み。隣接する商業施設との回遊性を高め、みなとアクルス地区の活性化を狙う。
引用元:日経新聞 25年08月27日の記事より 有料会員以外は一部しか表示されません。
新しいアリーナは、三井不動産が手掛け、名古屋市港区にある「ららぽーと名古屋アクルス」の隣に建設されるようです。
収容人数は約1万人。2027年秋に竣工し、28年初めに開業予定です。
ららぽーとみなとアクルスについて
名古屋市港区に ”ららぽーとみなとアクルス” が誕生したのは、2018年でした。
手がけたのは、ららぽ といえばおなじみの三井不動産です。愛知県のららぽーとは、名古屋みなとに続いて、ららぽーと愛知東郷(2020年)、ららぽーと安城(2025年)と2つできています。
ららぽーと安城は三河地区に大型モールができたということでニュースにもなりました。
ニュースで発表された、新しいアリーナは、このららぽーと名古屋みなとアクルスの隣にできるそうです。東邦ガスの跡地だそうです。(実はこの跡地には、キッザニアを誘致するという計画もありましたが、人件費、建築費の高騰で見送られました。)
大型ショッピングモール、マンションの居住地(パークホームズLaLa名古屋)、そしてアリーナが誕生し、このエリアが楽しい街になりそうです。
参考リンク:名古屋みなとアクルスのHP
IGアリーナもできたばかり!
相撲の名古屋場所と言えば、愛知県体育館(1964年~)で有名でした。この愛知県体育館が老朽化のために新しく作ったのが、IGアリーナです。 2025年の夏場所がこけらおろしでした。
名前のIGて何?
IGアリーナって名前かっこいいですね~。愛知県体育館から大きく印象が変わります。漢字の昭和から伝統的に続いてきた名前から一転、アルファベットとカタカナの令和のスマートな名前の印象です。
IG、IGって呼んでますが、いったい何でIGっていうんでしょう?
IGアリーナのIGは、IG証券(本社:イギリス)が買ったネーミングライツでした。10年間のネーミングライツを契約したそうです。
IGアリーナとは? IG証券との関係を解説 ということで下記のリンクで公開しています。
参考リンク:IGアリーナ(愛知県新体育館・愛知国際アリーナ)について|IG証券
バンテリンドームもあるよね
2025年にIGアリーナが誕生。ここは、1万7000人の収容人数です。
中日ドラゴンズの本拠地 バンテリンドーム(名古屋ドーム)は、野球観戦時、36,000人規模です。
コンサートでは、50,000人規模を収容するようです。
そして、今度の 仮称)名古屋アリーナは、IGアリーナに次いで、1万人規模のアリーナになるようです。
でも、いったいなんでそんなに大人数を収容するアリーナが名古屋市内にいくつも必要なんでしょうか?
野球はバンテリンドームで開催ですし、他に大人数が必要なイベントがそんなにたくさんあるとも思えないですよね。
日経の記事では、脱「名古屋飛ばし」に弾みとなるか というようなコメントでしたが、なんのために必要だったんでしょうか? 気になりますね~。
名古屋にもたくさんの歌手の方も来てくれてると思うんですが。。
豊橋のアリーナ問題
つい先日、豊橋市の住民投票がニュースになってました。
豊橋市にアリーナを建設する賛成派と、反対する市長との間で対立し、最終的には住民投票が行われ、賛成派の得票数が多かった。というニュースです。
場所が豊橋公園でいいのか? そもそも必要なのか? 税金をアリーナに使うのか? 交通渋滞の原因になる。などいろんな意見があったようです。
2027年を目指すといってますが、この先、住民投票の結果を受けて事業は、進むのか、どうか気になります。
アリーナが必要なのは、Bリーグの審査基準だった!
なぜこんなに、あちこちにたくさんのアリーナ建設の話がでてきたんでしょう?
豊橋でも議論になりましたが、本当に大人数を収容するアリーナは、必要なんでしょうか?たくさんのお金を投入してメリットはあるのでしょうか?
作った後は、その場所で人を集めないといけません。ドラゴンズはバンテリンドームで開催ですね。野球以外で大人数を集めるイベントは、歌手や、演劇、スポーツなどあると思いますが、愛知県内にあるアリーナを毎週のように集客できる大きなイベントは、あるのでしょうか?
作った後、各地にできたアリーナは、運営ができるのか気になります。
と調べていたら、各地でアリーナが必要になったのは、どうやらBリーグの審査基準ができたことが、きっかけのようです。
Bリーグのプレミアリーグとは?
バスケットボールのプロリーグでBリーグがあります。あまりテレビでは見ないのでなじみがないですが、アメリカでは大人気のバスケットです。
日本でももっと、バスケットを盛り上げよう!とBリーグが発足し、各地にチームがあります。
Bリーグは、2026年秋からプレミアリーグスタートするようです。現在は、B1,B2,B3のカテゴリーでランクがあったんですが、プレミアリーグになるとプレミアリーグ、リーグワン、リーグネクストというリーグ制に変更になります。
そして、一番の変更点は、プレミアリーグに参戦するための審査基準というのが厳しくなったことです。
プレミアリーグに参戦するチームは、その審査基準に5000人収容規模のアリーナを持つこと。となりました。

引用元:【公式】B.革新 | 2026年からの新制度について | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト
これが、各地にアリーナが必要な理由です。
現在愛知県にB1リーグで活躍する4チームは、下記のように新アリーナを作るようです。
- IGアリーナ:名古屋ダイアモンドドルフィンズ
- 仮称)名古屋アリーナ:ファイティングイーグルス
- 豊橋に新アリーナ:三遠ネオフェニックス
- 安城に新アリーナ:三河シーホース
参考:三河シーホース新アリーナ 東海テレビニュースより
シーホース三河 新アリーナが2028年3月に完成予定「Bプレミア入りの条件はそろった」と手応え | 東海テレビNEWS
地域に愛されるクラブ から 発展へ
Bリーグの公式ホームページで Bリーグは大きな変革を ビジョンに掲げています。その中でリーグを新しく2026年シーズンより変更します。プロスポーツとしてお客さんにどれだけ入ってもらえるかが採用基準になりました。

最後に
愛知県に新しくアリーナが新設されるのは、Bリーグの審査基準だった。
スポーツ界では、
相撲:夏場所IGアリーナ
野球:中日ドラゴンズバンテリンドーム
サッカー:グランパス トヨタスタジアム
が有名です。
「脱・名古屋飛ばし」を合言葉に、国内外のアーティストやイベントを呼び込むだけでなく、地元スポーツの盛り上がりにもつながりそうです。
街づくりとスポーツ振興。名古屋の未来がどう動いていくか楽しみですね!