The art of Spending Moneyという本
今、この本が話題になってます。さっそく購入して読んでみました。
お金の使い方は芸術だ!
お金を貯める、資産を増やすというのはテクニカルな部分が多く、いろんな本や、Youtubeなど情報があふれています。この本の姉妹本ではお金を貯めるのは、Science 科学だ!と言ってます。
それに対して、お金の使い方は、人それぞれ。
共通する技術はありません。
その人のセンスによって使い方は異なります。
定年してから老後の生活には、このお金の使い方がとても重要な考えになってきます。
なぜ、欲しいものはたくさんあるのか?
現役時代は、いろんなものを買ってきた。あれも欲しい、これも欲しい。新しいものが出るたびに物欲がでてきた。
それを所有したい欲求。所有しているということを他人に承認してもらいたい欲求。これらを満足させるためにたくさんのものを購入してきたように思う。
人間の欲望は、止まらない。今あるものに対して、それよりももっと上を目指してしまう。他人と比較して自分も同じものが欲しくなってしまう。
脳は、快感を求めるようにできているから、欲求を満足させるためにモノを買うことがある。
はたしてそれが正解なのか?
足るを知る Enough という考えで見直してみる。
日本にも古くから「足るを知る」という教えがある。
京都の龍安寺には、吾、唯、足るを、知る。 と文字が刻まれた知足の蹲踞(ちそくのつくばい)という石があります。

五 の下に口 吾
隹 の左に口 唯
疋 の上に口 足
矢 の右に口 知
われ、ただ、たるを、しる
吾、唯、足るを知る。
欲にとらわれず、今目の前にあるものを見て感謝をする。
お金持ちは、どれだけのものを手に入れても、もっともっと欲しいものがあって幸せと感じていない。
それに対して、貧乏な人でも、今ここにあるもので十分に暮らせることを理解し、感謝していて、幸せを感じている。
禅の世界でも自分の欲をコントロールすることを説いています。
人間の幸せは、足りないものを手に入れることではなく、今あるものに感謝することである。と。
Enough 十分である
この本の中でも同じようなことを説明している。
”良い人生とは必要なもののすべてと、欲しいものの一部を持つことだ。”
すべてを手に入れても幸せにはなれない。
老後の生活は、たまの贅沢が十分である。
欲を追い求めてもきりがない。
人と比較することをやめる。見せびらかすことをしない。
お金の使い方は芸術だ
白いキャンパスに絵を描くように、お金の使い方はその人のセンスが表現される。
どう使うかは何を描きたいかということである。
人それぞれ違うものである。
目の前にあるものをまず知り、感謝することから始めてみよう。そして足らなければ色を足せばいい。
人間の脳は、欲を満たすために行動してしまう。
欲しいものリストとやりたいことリスト
この本では、お金をモノとの交換ではなく、時間との交換に使うべきだと言っています。
思い出作りにお金を使おう。そのためのお金の効果は、将来にわたってずっと効果を発揮します。
そういえばあの時、出かけておいてよかったなぁ。絶景に遭遇できた。このような効果はずっと残ります。
モノを買って得た満足はひとときです。しばらくすると次のものが欲しくなります。
欲しいと思ったときには、まずほしいものリストに追加してみましょう。
やりたいことリストも作っておきましょう。
そして、そのために必要なお金を書いて、比較しましょう。やりたいことにお金を使うべきか、欲しいものにお金を使うべきか。時間をおいてから見つめなおしてみましょう。
最後に
・目の前にあるものに感謝してみよう。
・モノに対する欲求は、ひとときのものでしかない。
・お金は、モノではなく自分の時間のために思い出作りをしよう。
・欲しいものリストとやりたいことリストを作って必要なお金を比較してみよう。
・幸せは、足るを知ることである。
