学生卒業して、サラリーマンになった君へ

企業の存在価値って何だと思う?
何のために、どうして会社は世の中に
存在しているんだろうか?
考えてみたことはある?

そうね、私にとって会社は、給料を払ってもらうことが大事だわ。
つぶれてもらっては困るもの。
企業の存在価値って何?
ドラッカーのマネジメント という本
マーケティングの世界では、有名な P.F.ドラッカーが書いた「マネジメント」という本の中にはこういう記述があるんだ。
企業の目的
企業の目的の定義は一つしかない。それは ”顧客の創造” である。
引用元:P.F.ドラッカー 「マネジメント」より
会社は、顧客を創造することが目的だ。それだけだ。と言ってる。
そこで出てくるのが「マーケティング」と「イノベーション」が必要だと言っている。
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もう少しわかりやすく考えてみよう。
会社が一番初めにできた時のことを考えてみるとわかりやすいと思う。
どんな大きな会社も初めは小さなことから始めているはずだ。いつもお世話になるお店などを見てみるといろんなお店があるが、どのお店も誰かの役に立ってるはずだ。だから存在しているんだよね。
身近な例で考えてみよう 君がケーキ屋さんをはじめるとしたら
君がサラリーマンでなくて、起業してみようと思ったときはどうするか?
きっと、自分ができることと、お客さんが欲しがることを考えると思う。売れなければ商売にならないからね。
君ができること、例えばケーキ屋さんを始めようとしたとしよう。家でケーキを作るのは、簡単だ。
お客さんに買ってもらおうとしたらどうだろう?
逆に君がケーキを買う時にはどういう選択でそのお店から買っているんだろうか?
おいしいから? 形がかわいいから? 人気のお店だから? いろんな理由があると思うが、家で作ったケーキとお店で買うケーキの価値の差を考えてみよう。
そうすると、君はまずどんなケーキなら買うんだろうか?と考えるはずだ。そして買ってくれるお客さんはこんな人かなぁと考えるはずだ。
そう、お客さんが欲しいものを提供することが企業の存在価値、目的につながるということだ。そして、継続するということが大事なんだ。企業は継続しなければならない。
ドラッカーのいう 「マーケティング」(お客さんの欲しいものは何?)と「イノベーション」(自分が提供できるのは何?)というのは、こういうことだと思う。
・顧客を創造すること。見つけ出すこと。
・そして顧客の満足するものを作り、提供し続けることだ。
今は家の人だけだが、これを買ってくれる人を創り出すにはどうするか?
顧客が望むケーキはどんなケーキかを知って、それを創り出すこと、創り続けることが企業の目的だ。
企業は多くの人に支えられている
そして企業が存在するためには、お客さん以外にもたくさんの要素が必要だ。
- 従業員のため
- 株主のため
- ビジネスパートナーのため
- 地域のため
- 地球環境のため
- そして新しいお客さんのため
関係するたくさんの人のために企業は存在し続けなければならない。
君が仮にケーキ屋さんを始めたとしたら、人を雇うかもしれない。人を雇えば給料を払わなければならない。
お店を始めるためには、出資者を募るかもしれない。出資者には、配当をださなければならない。
材料を仕入れたり、設備を買ったり、場所を借りたりしなければならない。
お店を出した地域の人に喜ばれなければならない。
ごみ、騒音、省エネ、など将来の地球環境のためにできることをしなければならない。
そして、ケーキ屋さんを成長させ、売り上げを増やすためには、新しいお客さんを見つけなければならない。
仕事のつながりを考える
企業の存在価値は、以上のようなところにあると思う。
お客さんに価値を提供し続け満足してもらうこと。それによって自らも成長し続けること。そして地域社会や地球環境にも貢献すること。
会社で働くということは、会社の大きな価値提供のために、自分も貢献してるんだということを意識すると仕事のつながりが見えて、モチベーションアップにつながると思う。
そのつながりがあるから、給料がもらえるんだ。
まとめ
企業の存在価値は、困っている人を助けることや、お客さんが満足してもらう価値を提供することで対価をもらい、それを次の企業の成長につなげ、従業員、地域、地球へと貢献して未来永劫存在し続けることが大事なことだと思う。
給料をもらうだけの会社という考えから、会社が社会に貢献している価値も考えてみよう。
